こらん草 (一筆抄)

          ー 過去記事いろいろ ー

                                                                  

 

    
       「友との楽しいひととき」
                                    2015年8月24日


  


   
    
今年2月にこの欄でも紹介したことがある、30数年来の友人と、互いに気に入っている「うなぎ屋」
  で、和風ランチを共にした。

     友人はうなぎ、私は刺身入りのランチで相変わらず美味だった。  

   「20数年前に別れた人と法事で会ったのだけれど、相変わらず素敵だったの。当時私が我慢すれば、
   良かったのかな・・・」と、複雑な心境を友人に吐露。

     友人は、彼のことも知っているので黙って聴いていてくれた。

     それが、私にはとても嬉しかった。
   (こうやって、愚痴を言い、救われている自分がいます)
 
     その後カフェに移動し、彼女はコーヒー、私はココアを注文した。
   お茶を飲みながら、短歌誌に掲載された友人の歌のことで話が弾んだ。

 
    
 私は、ココアをもう一杯注文した。
    「相変わらず好きね」との友の言葉。


    
1年前から友人は短歌を始めたが、きっかけは、夫君が愛犬(柴犬)"五輪ちゃん"の死を悼んだ歌
   を読んだことにあったそうです。

 
 (とても、優しい夫君で、私が好きな方でもあります)
  
  
 ○ 長野で生まれ  ソチで逝き
     十六年や有難う

   (慈しみの気持ちが伝わってきますね)
 
   友人も当時、悲しみに沈んでいました。

 
 
   
*人は本当に悲しい時には、音楽を聴いたり、楽器をつまびいたり、或は文章を書くことなどによって癒さ
       れるのではないかと思います。
        (親を17才で亡くし、孤児になった私がそうでした。)


   短歌誌に掲載された友人の歌

   ○ 五分咲きの桜は紅をほどきつつ
     満開の今日花びら白し

  
  
見事で、私は「う~ん」と唸ってしまいました。
 
「花びらって白かったっけ」と、曖昧な私には、良く観察している友に脱帽です。
 
  私は半年前に、短歌を始めたという友人に真似て、幾首か作ってはみたのですが、難解さを感じ
   ました。
  それ以来、また物書きの端くれに戻ってしまいました。

  友人と出会った35才頃は、あまり考えなかったのですが、年齢を重ねるとともに、自分を理解してくれる友の有難さが解るようになりました。
 
 
何故なら、その後、彼女のような人は私の前に現れなかったから。
 理知的で、慎ましく、優しい生涯の友に巡り会えたことに、心より感謝しています。

  

 
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