こらん草 (一筆抄)

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 日夏もえ子



嵯峨野の春 京都


                 「無縁社会と孤独死」                        2016年4月7日更新


       2011年にNHKテレビで放映された「無縁社会」が世間に衝撃を与えた。
  
       しかし、 築50年以上の6畳一間(ミニキッチン付)の古い木造アパートを長年管理する私にとっては、さして
   驚くことではなかった。
     既に、数十年前から始まっていたことだと思うから・・・。
          
     今まで、10名ほどのアパート住人の方の最期に立ち合ったが、警察が身内を探し当て、幸いなことに数名の
    ご遺体は身内により火葬された。

     しかし、警察の車に乗せられた残りのご遺体を見送るのは辛かった。

     
 現在日本では、年間3万人以上が孤独死していると言われる。
 
     (中には、自宅で一人で死ねるのなら結構だ!という考えもある。
     それは、それで良いのだと思う。 私の考えもそれに近い。)

     50歳の人の未婚率は平成22年で男性20%、女性10%に達しているという。
      (201456日 産経新聞)
 
       30%が独身であるが、終身雇用制度が崩れ、不況(失われた20年 デフレ)や、非正規雇用の増加も要因にな
   っていると思われる。

     孤独死は避けたい、子供に迷惑をかけたくないという気持ちから、下記①② 等と契約する高齢者が増えている
   という。

   ①NPO法人「きずなの会」、 「りすシステム」など。 

   病院や施設への身元保証や、金銭面の手続き、病院や施設への付き添い、葬儀、納骨などを担ってくれる。          
   「きずなの会」は、上記サービスは基本的に190万円だそうだ(産経新聞
)

    ② サービス付き高齢者向け住宅(バリアフリーでスタッフが安否確認)
           
  「介護型」  介護職員が24時間フロアに常駐し、食事や入浴などの介護を行う。

      
「住宅型」 介護職員の常駐はないが、各部屋に24時間対応の緊急通報用のボタンがある。
   
 (何れも高額な入居一時金がかからないが、サービスの内容や質が千差万別なので、入居前に確認が必要)

   ex. 大阪市住吉区の「グルメ杵屋社会貢献大領の家」では、「住宅型」の場合、家賃55千円から。
              
  共益費15千円、安否確認・生活相談費用として5千円など。
     
   
   *「サービス付き高齢者向け住宅」

    平成23年から国が整備を推進。
   専用部分の床面積が25平方メートル以上(8)、少なくとも日中はケアの専門家が常駐し安否確認と生活
      相談サービスを行うなどの要件を満たせば登録できる。
   建設費補助や減税措置などが受けられるため、登録物件は急増。
   (201410月末で161517)

          20141118日 産経新聞参照

 

      
                                                              

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